冥王星

準惑星(じゅんわくせい)のひとつ

  • 冥王星/Pluto
  • 直径:2,377km
  • 太陽からの平均距離:
    5,961,000,000km/
    39.846au

冥王星は、2006年まで「惑星」とされていましたが「準惑星(じゅんわくせい)」に分類されました。

国際天文学連合で改められた「惑星」の定義は、①太陽の周囲を公転している ②球形をしている(十分に大きい) ③軌道の近くに他の天体が存在しないものとされました。

冥王星は非常に小さく、似たような小天体が数多く見つかったため、新設された準惑星に分類されたのです。2020年時点では、準惑星は、冥王星、ケレス、エリス、マケマケ、ハウメアの5天体です。

冥王星のように太陽からの平均距離が海王星よりも遠い天体を「太陽系外縁天体(たいようけいがいえんてんたい)」と呼んでいます。冥王星は「エッジワース・カイパーベルト」と呼ばれる領域を回っています。

太陽から噴き出した太陽風は、さらに外側へと減速しながら広がり、ついにはガスやチリや磁場にさえぎられてしまいます。太陽風の届く範囲を「太陽圏(たいようけん)/ヘリオスフィア」と呼んでいます。さらに外側に「オールトの雲」と呼ばれる領域があります。太陽から 50000~100000au離れたところで、太陽系を球状に取り囲んで彗星が分布していると考えられています。

英語名 Pluto(プルートー)は、冥界を司る神です。