天王星

横倒(だお)しになった星

  • 天王星/Uranus
  • 直径:51,118km
  • 太陽からの平均距離:
    2,875,030,000km/
    19.2184au

天王星は他の惑星と違って、自転軸が公転面に対して約98度傾いていてます。つまり、横倒(だお)しの状態で、ごろごろと転がるようにして太陽のまわりを回っているのです。

公転周期は約84年。横倒(だお)しで自転しながら公転しているため、天王星の極域では昼が42年、夜が42年続きます。なぜ天王星だけが横倒(だお)しになっているのかはよくわかっていませんが、天王星が誕生したころに他の天体と衝突したためではないかと推察されています。

直径は地球の約4倍で太陽系では3番目に大きく、岩石の核と氷のマントルのまわりにガスの層をもつ巨大氷惑星です。天王星は緑がかった青色に見えます。これは水素やヘリウムでできた大気中に少量含まれるメタンの色が見えているためです。

天王星には27個の衛星と13本の細い環が見つかっています。

英語名 Uranus(ウーラノス)は、天空の神です。